Claude の料金は、選ぶモデルで 大きく違います。 執筆時点の推定値ベースで、 最上位と最下位の単価差は約 18 倍。 Opus 4.7 を Haiku 4.5 に切り替えると、ほぼ同じ仕事が 1/18 の値段で終わるケースが普通にあります。

ただし「常に Haiku を使え」が正解でもありません。やってる作業の難度によっては、Haiku では精度が出ず、結局 Opus で書き直して二重課金、という最悪パターンに陥ります。

この記事では、Claude 4 系の 3 モデル(Opus / Sonnet / Haiku)を 料金と適性 の観点で比較し、 タスクの種類別の使い分け表 を作ります。

料金表(2026年5月時点)

主要モデルの 1M トークンあたりの料金は次のとおりです。

モデル入力出力キャッシュ読込
claude-opus-4-7$15$75$1.5
claude-sonnet-4-6$3$15$0.3
claude-haiku-4-5$0.8$4$0.08

※ 出力単価で見ると Opus は Haiku の約 18.75 倍。 入力ベースでも約 18.75 倍。キャッシュ読込で 18.75 倍。とにかく差が大きい。

3 モデルの性格(ざっくり)

Opus 4.7 — 重い推論の最終兵器

コードベース全体を読んでリファクタリングを設計する、複雑な要件を整合性をとって書き上げる、研究論文を批評する、 など 「中身の難しさ」 が要求される仕事で頭ひとつ抜けます。応答速度は遅め、料金は最高。

Sonnet 4.6 — 日常開発のスタンダード

コードレビュー、新規ファイル生成、ドキュメント執筆、リファクタの実装、テスト生成 ─ Claude Code が裏で多用しているのもこのクラス。 料金は Opus の 1/5、品質は 80-90% という感覚。

Haiku 4.5 — 軽い分類・整形・要約

メール仕分け、テキストの構造化、簡単な質問応答、テンプレート埋め込み。 速くて安いが、長文の論理推論や複雑なコード生成は苦手。「単純作業の量産」に最強。

タスク別の使い分け表

作業本命モデル理由
アーキテクチャ設計・リファクタ計画Opus論理整合性が重要、ここケチると後で書き直しコスト>差額
プロダクション機能の実装Sonnet十分な品質、コスト1/5、Claude Code のデフォルト
既存コードの軽微な修正Sonnet / Haiku作業範囲が小さいなら Haiku でも十分
テキスト要約・分類Haiku単純作業の量産には最強の単価
SQL・正規表現の生成SonnetHaiku だと境界条件で間違える率がやや高い
UI コピー・短い文章生成Haiku日本語・英語ともセンス十分、速い
問題解析・原因究明Opus or Sonnet仮説の構築・反証ができるかどうかで分かれる
エージェント内のサブタスク呼び出しHaiku大量呼び出し、Sonnet/Opus は財布が破裂する

コスト最適化の 3 つのコツ

1. デフォルトを Sonnet に

「とりあえず Opus」をやめて、まず Sonnet で試す。出力品質が満足できなければそこで初めて Opus に切り替える。 多くの開発者が Sonnet で 9 割の仕事を済ませています。

2. キャッシュを必ず使う

長い system prompt や繰り返し参照するコードベースをキャッシュに入れると、 2 回目以降の入力単価が 1/10(Opus で $15→$1.5)になります。 逆に言うと、 キャッシュを使わないと 10 倍払ってる

3. ルーターを 1 段噛ます

プロダクトで AI を使うとき、リクエスト内容を一度 Haiku で分類し、難しいときだけ Sonnet/Opus に振り分けるルーティング層を作ると、 平均コストが半分以下になることが多いです。

結局、どう使い分ければいいか

シンプルなルール:

  • まずSonnet をデフォルトにする
  • 詰まったらOpusに逃げる
  • 量産タスクはHaikuに降ろす
  • 長文 system prompt は必ずキャッシュ

モデル別コストが見えていないと、最適化が始まらない

上記のような最適化は、 「自分が今、どのモデルにいくら払ってるか」 が見えていないと判断できません。Anthropic Console には合計コストは出ますが、モデル別の細かい内訳は別画面で、 日次比較やトレンドを追うには手作業が必要です。

Tokscope はこれを自動で見える化します。Claude の使用量を、Opus / Sonnet / Haiku 別に、 日次・月次・キャッシュ込み で 1 枚のダッシュボードで追えるので、 「先月 Opus が全体の 80% 食ってた、Sonnet で十分だった」みたいな気付きが翌朝の習慣として手に入ります。